コラム

「うまい、やすい、はやい」翻訳はありますか?

「うまい、やすい、はやい」、、、お馴染み、吉野家のコンセプトです。
品質を落とさず、短納期で廉価な翻訳は不可能と言ってよいでしょう。

「急いでいるんです!〇日までにできますか?」
「急いでいますが、品質重視でお願いします!」
「予算が無いので、この料金でお願いできますか?」

と、たたみこんでお願いされることもあります。

もちろん、わたしたちは、ご要望にお応えする努力はいたします。
でも、残念ながら翻訳の場合は、吉野家さんのように「うまい、やすい、はやい」と言うわけにはゆきません。

「はやい」も限度があります。翻訳者の翻訳時間、バイリンガル翻訳者によるチェック時間、翻訳プロジェクトマネージャーのチェック、そしてネイティブ編集者の編集と、品質の高い翻訳を仕上げるまでには複数のプロセスがあります。
しかも人間が頭脳を使っておこなう作業ですから、急いだとしても最低限の時間が必要です。残業したり休日稼働をすると、それだけコストがかかります。短納期で急ぐことによりミスや間違いなどを発生するリスクも高くなります。
「やすく」仕上げようとすると、コストを削減するために、また最短で作業するためにも、作業プロセスを省略するしかありません。
ということは、品質に大きくかかわってきますし、見落としやミスのリスクも高くなります。
品質を重視するわたしたちとしては、そこのところはゆずれません。

ただ、その分野で作業の早い翻訳者を選んだり、全体の統一感を最後に見る必要がありますが文体に影響がない程度に複数の翻訳者で手分けしたり、スタッフが残業や休日出勤をして何とか急ぐことはできますが、そのぶんコストがかかりますので料金がかさみます。

ということで、私たちの場合、「うまい、はやい」は「たかい」になります。
やはり「やすい、はやい」と「うまい」は相反します。

品質を確保するには、十分な作業時間とコストが必要になるのです。

 

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